本日会社宛にメールがきた。
ブログを読んで、大阪に住む両親のことで相談したいと・・・・
びっくり。ブログを書き始めて早3年になるが、こういう介護相談をメールで受けたのは初めてだからだ。ちょっと嬉しいね。私で役に立つことがあれば、なんなりと・・・・
宇野 恵子
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本日会社宛にメールがきた。
ブログを読んで、大阪に住む両親のことで相談したいと・・・・
びっくり。ブログを書き始めて早3年になるが、こういう介護相談をメールで受けたのは初めてだからだ。ちょっと嬉しいね。私で役に立つことがあれば、なんなりと・・・・
宇野 恵子
投稿情報: 19:27 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
自宅で何度も転倒するため、現在老健施設でリハビリ中の利用者。施設を訪問し、様子を見に行った。
「老健でリハビリ頑張っているようですね。歩行が随分安定していますよ。」
「そう、早く退所したくてリハビリ頑張っているの。ここはね、スタッフはとてもいいんだけど、入所している人はみんな認知症があって話相手にならないの。」
86歳になるのに、認知症はまったくない。理路整然と話しをつないでいく。リハビリスタッフと面談し、退所の時期について話し合った。その話しの中で、驚くことを聞いた。
「長谷川式認知症スケールでは満点なんですね。頭はとてもいいです。やっぱりそういう不満をもたれて当然かもしれませんね。話しのあう方はここには入所されていませんものね・・・」
長谷川式が満点?!ヒェ~。86歳だよ。私でも満点とれるか不安があるというのに・・・(最近物忘れを自覚するようになった)
う~む・・・・見習いたいものだ・・・・
宇野 恵子
投稿情報: 19:10 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
今朝の朝ズバニュースで「復興ののろしポスター」が紹介されていた。
被災地の人々がただ立っているポスター。ポスターにはそれぞれの思いのコピーが乗せられている。
『泥も埃も 思い出にしてやるさ』
『瓦礫を踏み台にしてやる』
『仲間は力だとわかった』 etc・・・
感動で涙があふれる。全てをなくした人たちのまさに狼煙(のろし)の言葉だ。人はどれだけ強くなれるのだろう。どれだけ優しくなれるのだろう。人と人との心のきずなに胸を熱くする。
どうか、ブログをご覧の皆さんも検索してポスターを見て下さいね。
「復興ののろしポスター」で、検索出来ます。
宇野 恵子
投稿情報: 19:34 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
本日夕方訪問の約束をとった利用者。玄関につくと、なにやら焦げ臭い・・・
ドアを開けてもらい、
「なんか焦げ臭くないですか?」
「あらあ!鍋をかけっぱなしだった!」とあわててガスを切られた利用者。
「あはは。私が訪問してよかったですねえ。間一発だった。」
「ほんと、ほんと。最近物忘れが出てきてねえ・・・」と照れる利用者。要支援の人で、もちろん認知症ではない。誰でもがやる、ついうっかり・・・の口だ。
「誰での年をとると、よくやるんですよ。これから気をつけてくださいね。」な~んて慰めながらモニタリング終了。事務所に帰るやいなや、その利用者から電話がある。
「ボールペン忘れていますよ~」
・・・・・・ついに私にもきたか・・・寄る年波みには勝てんなあ・・・・
宇野 恵子
投稿情報: 21:27 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
かねてより計画していたALSで、人工呼吸器を装着している利用者の外出を本日決行した。外出するまでがてんやわんやだった。玄関から外へでるまでに、8段ほどの階段がある。スタッフ全員で車いすを持ちあげ、どうにか外へ連れ出す。
訪問診療の医師が二人もきていて車いすを抱えてくれたのだが、外に出た途端、その主治医が
「外の世界に出たよー!!」と声をかける。眩しそうに空を見上げるが、あいにくの霧雨・・・。でも、部屋にいるよりもその明るさの違いは歴然だ。
向かった先は、大濠公園。一番景色のいい所で写真を撮りまくった。霧雨だったせいか、人影もまばらだったのが又よかった。利用者を中心にまるで大名行列のようにスタッフがまわりを取り囲んでいる。医師二人、看護師二人、家族三人に私・・・・
利用者はまだ若い。部屋の中だけで残りの命を過ごすにはあまりにもったいないと思う。せっかく生きているのだから、生きる楽しみを持つことは重要だ。
景色を眺めていた利用者。おもむろに、
「しょうが紅茶」と文字盤を目で追う。そんなことをいわれるのは、ゆったりした気分になったからだね。
次は、紅葉のきれいな時にね?!と次の外出を本人と約束して、本日の外出終了。
ちょっと嬉しい。
在宅専門のクリニックとはいえ、医師も看護師も本人の願いをかなえようとボランティアされたことが。訪問看護師も同様だ。
宇野 恵子
投稿情報: 15:07 | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
先週末にある電話がかかってきた。
「父親の時はお世話になりました。今日はお願いしたいことがあって電話しました。実は、今日、母親の介護認定申請をしに行こうと思っています。ターミナルとして・・・・家に帰りたいと言っていますので、よろしくお願いします。」
数か月前に福大病院で癌の治療を受けたということは知っていた。だけど、もうターミナル?!ご主人がALSに罹患し、その介護に忙殺される中、自分の病気が分かった方だ。私にいつも弱音を吐いて涙を流されていた。とても思い入れがある、利用者の奥様だった。
もちろん退院したあと担当のケアマネとなることを承知して電話を切ったのだが・・・・
それから土曜、日曜をはさんだ本日、又娘様から電話があった。
「実は母が亡くなりまして・・・・。せっかくお願いしたのですが・・・・」
あまりのショックに息をのむ。死んだ?えっ?家に帰りたいって言っていたのでしょ?なんで?・・・急変したらしい。
ああ・・・・娘様からの電話があと一カ月早ければ・・・そうすれば、1週間でも2週間でも望んだ我が家に帰れたのに・・・と悔やまれる。
近いうちに病院に様子を見に行こうなんて、のんびり考えていた自分を責める。生きているうちに会いたかったなあ・・・・
今回のケースではどうしょうもないが、やはりターミナルはスピードが命・・・・
宇野 恵子
投稿情報: 21:06 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
新人が入り、現在引き継ぎの真っ最中。今月までは忙しい。
あれやこれやの仕事が重なり、デスクの上は、処理しなければならない項目のメモがいっぱい・・・・。全部で15項目だ。明日、これを全部消化できるだろうか?
本日ほとんど1日新人君を連れまわし、交代予定の利用者宅を回った。その感想が、
「なんか、みんないい人たちばかりですね。」
そう、だからあなたに引き継いでいるんだよ!と叫んだ。ああ、特に問題もなく、私を癒してくれた利用者がいなくなるぅ~
来月になったら、身軽になって、終業時間になったらさっさと帰れるようになるかしらん?
宇野 恵子
投稿情報: 22:40 | 個別ページ | コメント (3) | トラックバック (0)
1日から我がケアプランに加わった新人ケアマネ片田氏。
当事業所では、新人の1~2カ月は毎日研修日誌を書いてもらうことにしている。その日の業務内容、新しく得た知識の確認などを記載してもらい、私も毎日感想を書いている。
本日の彼の記録。新しく担当することになったAさんが自分の名前を覚えてくれて、呼んでくれた。とても嬉しくなり、もっと信頼関係を作っていきたいというものだった。
ほお~・・・・。名前を呼ばれただけで嬉しくなる・・・・・新人だからこその喜びですねえ・・・・なんて、素直。その利用者はよく事業所に遊びにくるのだが、すぐに利用者に近寄っていき、コミュニケーションを取っている。
うむ。なかなかだ。名前を覚えてもらって嬉しいという感情は、遠い昔、確かに私にもあったはずなのだが、毎日の業務になれ、効率さを優先する中で、どこかに置き忘れてしまった感情かもしれない。
真摯な気持ちで利用者に向き合うということを、改めて教えられた。頑張れ、新人君!
宇野 恵子
投稿情報: 21:19 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
つい10日前にサービス担当者会議をした。その時は、椅子に座り、お得意のジョークを連発し、会議にあつまったたくさんのケアスタッフを笑わせていた。
あれからたった10日しかたっていないのに、本日訪問すると、まるで顔つきが変わっていた。急激に痩せている。ベッドの上で動くのもきついと肩で息をしていた。
奥様が一人でパジャマを着替えさせれないと言われるので、一緒にパジャマを着替えさせた。ベッドの上であっち向き、こっち向きしてもらったものだから、きつかったのだろう。
「ちょっと待ちなさい。あなたは急ぎすぎです。時間はたっぷりあります。まあまあ、ゆっくりお茶を飲みながら・・・」
思いのほか、しっかりした声で私を叱るので、ホッとしながら、奥様と大笑いする。
でも、確かに死期が近づいているのを感じた。
見送りに玄関までこられた不安そうな娘様に私は言った。
「感じてらっしゃると思いますが、これからそう長くはありません。これからは本人様とご家族様がしっかり向き合ってたくさんお話してくださいね。」
これから私も訪問回数を増やし、その経過をしっかり見つめて行こう。
宇野 恵子
投稿情報: 21:52 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
今朝の管理者会議でも、夕方のサービス提供責任者会議でも、議題はヘルパー不足。絶対数が少ないのだろう。どこの事業所もこの人手不足に頭を悩ませている。
訪問介護ステーションの管理者募集では50人以上の人が応募してきた。リストラされたような世代ばかりだが、経歴は凄い。市役所介護保険課、税務署、銀行・・・・びっくりするくらいの経歴を持つ人材が反応してきたのに、ヘルパー募集にはなぜ反応がないのだろう。
ケアマネの募集もハローワークに出して2カ月。ほとんど反応がなかったものなあ。自分はこんなにケアマネの仕事が好きなのに、なぜ?と素直に思ったものだ。
片田氏という人材がきてくれたから胸をなでおろしているが・・・・
在宅の訪問介護の魅力って何だろう?他人の家に行くという不安は箱ものの中で仕事するより、数倍のストレスがかかるだろう。でも、利用者と一対一で関わり、感謝の言葉が直接聞ける仕事に魅力はないのだろうか。
ヘルパーが仕事をしたいと思うには、利用者も変わらなければならないと切に思う。お手伝いさんと勘違いする人、自分が偉いんだぞという態度を取る人、何でも拒否をする人、暴言を吐く人・・・・・・(何様じゃあー?!といつも心の中で思っている)
登録ヘルパーというあやふやな身分で収入の保障がないという劣悪な仕事環境をどうにか出来ないものか。プロ意識が育つはずはない。
宇野 恵子
投稿情報: 21:53 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)