ケアワーク九州には犬がいる。名前は『ほし』。ゴールデンリトリバーでまだ1歳未満。
事業所に来所された方で、犬好きな人は、ひとしきりほしと遊んだ後、本題に入ったりする。しかし、きちんとしたしつけをしていないため、みごとなやんちゃ坊主になってしまった。遊んでほしいのか、誰かれかまわず飛びかかる。目に入ったものは何でも噛みまくる・・・・・手にあまり、「こ~の、馬鹿犬があ!」なんて言いながら、世話をしていた。
笑えるのは、ゲージから出した後、ゲージに帰そうとして、「ハウス!」と言うなり、その場にペタっとへたりこむ。どんなにひっぱってもびくともしない。
そんな私たちに救世主が現れた。福祉用具相談員で出入りしている人が
「以前アニマルレスキューやっていたんです。おとなしく散歩してくれないなら、一緒に散歩にいきましょうか?どんな風に散歩させたらいいか教えることができますよ。」と言ってくれて、散歩させるコツを学んだ。
それが昨日のこと。本日夕方片田氏と言われた通りのことをしながら散歩させると、なんとおとなしく散歩してくれることか・・・
たった一日で、こうも変わるものなのか・・・・なんと覚えが早い。
こいつ、馬鹿犬どころか、天才かもしれないぞ・・・・
宇野 恵子