先週末にある電話がかかってきた。
「父親の時はお世話になりました。今日はお願いしたいことがあって電話しました。実は、今日、母親の介護認定申請をしに行こうと思っています。ターミナルとして・・・・家に帰りたいと言っていますので、よろしくお願いします。」
数か月前に福大病院で癌の治療を受けたということは知っていた。だけど、もうターミナル?!ご主人がALSに罹患し、その介護に忙殺される中、自分の病気が分かった方だ。私にいつも弱音を吐いて涙を流されていた。とても思い入れがある、利用者の奥様だった。
もちろん退院したあと担当のケアマネとなることを承知して電話を切ったのだが・・・・
それから土曜、日曜をはさんだ本日、又娘様から電話があった。
「実は母が亡くなりまして・・・・。せっかくお願いしたのですが・・・・」
あまりのショックに息をのむ。死んだ?えっ?家に帰りたいって言っていたのでしょ?なんで?・・・急変したらしい。
ああ・・・・娘様からの電話があと一カ月早ければ・・・そうすれば、1週間でも2週間でも望んだ我が家に帰れたのに・・・と悔やまれる。
近いうちに病院に様子を見に行こうなんて、のんびり考えていた自分を責める。生きているうちに会いたかったなあ・・・・
今回のケースではどうしょうもないが、やはりターミナルはスピードが命・・・・
宇野 恵子
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