8月21日 火曜日 入院75日目 術後67日目
病棟でも時間がある時にステッキ歩行の練習をしている。その成果があり、リハビリ室では思ったよりスムーズにステッキ歩行が出来るようになった。やはり、リハビリは裏切らない。
主治医のM先生が来られた時に、足の親指の関節が痛いことを訴えた。もともと外反母趾気味なので、関節が炎症を起こしたように腫れている。M先生はその親指の付け根をなでるように触った。そして・・・・こともあろうに・・・・
「痛いの、痛いの、飛んでけ~!!」 だってさ。あまりのおかしさに大笑いをして痛みもどこかに吹っ飛んだが、
それでいいのか?! 主治医よ!
8月23日 木曜日 入院77日目 術後69日目
主任研修で、片岡先生の講義終了日。本日一番印象に残っているのが、「デス・エデュケーション 」死の教育。
とてもいい研修だった。ぜひ、ケアワーク九州でも職員にこの研修を受けさせたい。
8月24日 金曜日 入院78日目 術後70日目
術後10週となる。日にちが薬とよく言ったもので、ステッキ歩行もかなり安定してきた。退院が近いので、来週から職場で復帰の準備がしたいと主治医に申し出るとOKの返事だった。
さあ、新社屋となったケアワーク九州に、いよいよ来週足を踏み入れる。9月から通常勤務となった場合に備えて、書類の準備を着々としなければ・・・・。
本日のリハビリでは、担当PTに階段の上り下りを中心に特訓してもらった。なんせ、事務所は2階にある。そのPTが、
「最近、長く関わっている患者さんが次々に退院していくんですよ。なんだか寂しくてですねえ・・・・」という言葉を聞いただけで、私の涙腺はゆるみそうになった。
本当にいいPTに巡り合えたことを感謝したい。
8月26日 日曜日 入院80日目 術後72日後
退屈な日曜日。またまた、無断外出で旦那とブックオフに行き、小説を2冊買ってきた。
でも来週は、3日間職場に行き、目いっぱい書類作成をするつもりだ。今までと同じようにゆっくり小説を読む時間はなくなるだろう。上手く社会復帰できますように。日中職場で過ごせるだけの体力はあるだろうか。
落ちた筋力と気力は取り戻せるだろうか・・・
落ち込みは禁物だ。私はいい主治医といいPTに恵まれた。いい患者仲間とも・・・この出会いに感謝したい。
退院がまじかになり、もうすぐ病院ともお別れと思うと、退院の喜びよりも、巡り合った人々との別れを思い、胸が切なくなる。
8月27日 月曜日 入院81日目 術後73日目
会社に行った。本日から三日間出社する。みんなが笑顔で迎えてくれ、とても気を使ってくれた。私が階段を降りようとすると、必ず前方から私が落下しても受け止められるような体制を作ってくれた。男性社員のなんとやさしいことよ・・・・
みんなに見守られ、社会の雰囲気、職場の雰囲気を満喫できた。
つづく
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