見た目にはちっとも認知症があるなんて思えない、いつも穏やかに笑っている利用者。
強く断れないのをいいことに次々に消費者被害にあっている。本日後見人が決定したとのことで、後見人弁護士が参加してのサービス担当者会議を開いた。いつも訪問した時は、居間に通されるのだが、本日は、座敷に案内された。
10センチ以上はあるフカフカの座布団に座って、
「うわあ、この座布団ふかふかですね。」と言うやいなや、包括職員が
「消費者被害の一つです。クリーニングするといって持っていき、一個7500円ですって。10個7万5千円の請求がきているんです。」
ひぇ~・・・・。ふとんを買わされ、30万円。屋根の瓦替え、300万円・・・・あとどれだけの被害があるのかわからないと弁護士は頭を抱えている。
「物売りがきた時、いらないって言ったんですか?」
「はい。ちゃんと、いらないって言うんですけど、おいていくんですよ。」そうやって、置き薬は5社。
高齢者を食い物にする悪いやつらは確かにいるんだなあ・・・。でも、今は後見制度があるから、無理に売りつけたものは、返還される例が多くなっていることを、やつらは知らないのだろうか。
宇野 恵子
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