年金だけで、入れるような特別養護老人ホーム。福岡市は総量規制で、これ以上の新規立ち上げが出来なくなった。入居待ちは200~300人いるのにね。
そこで、高齢者賃貸住宅があちこちに乱立するようになった。高級マンションを思わせるような立派な建物ばかりである。介護サービスは、外付けの訪問介護事業所のヘルパーやデイサービスを利用しなければならない。早く満室にしたくて、営業部員がひっきりなしに訪問する。でも、生活保護をうけているような生活困窮者の入居は最初から想定されていない。営業部員が言った。
「うちの施設は在宅と考えてもらっていいですから、もちろんケアマネさんもそのまま変更することなく入居できますよ。1階に、ケアマネ事業所と訪問介護事業所がありますので、そちらに変更なさってもいいです。」
ある利用者。どこで、聞きつけたのか、その高齢者賃貸住宅に入りたいと言ってきた。ケアマネを変更しますかとの問いに、慣れているから、そのまま担当してくださいとの返事だった。その旨を伝えた。ケアマネは変更しませんが、訪問介護事業所はそちらの施設の併設事業所を使いたいと・・・・・そしたら・・・・その返事にまいってしまった。
「ケアマネが外部ですと、連携がとれませんから、外部の訪問介護事業所を使ってください。ただ、介護度があがりますと、どうしても介護サービスが増えますので、うちのケアマネに交代していただきたいのですが・・・・」
そんなのってあり?あの、営業トークは何だったのかしらん?
宇野 恵子
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